2018年度 産業カウンセラー試験について聞いてみた <その3>

2018年度 産業カウンセラー試験について聞いてみた <その3>

こんにちは!産業カウンセラーの下河原です。

今回は「2018年度 産業カウンセラー試験について聞いてみた」シリーズの第3弾をお届けします^^

【ご協力いただいたフォロワー様】
ニーたまさん(@neetama22)

【プロフィール】
31歳 埼玉 男
高校卒業後、わけあってフリーター8年半、ニート歴1年半を経て正社員就職に至る。
29歳の時に就職支援で親身に話を聞いてくれる担当だった方が、キャリコンだけでなく
産業カウンセラーも取得していることを知り興味がわく。2018年度産業カウンセラー試験合格。

講座について

講座の詳細についてお聞かせください。

4月開講の通学制の養成講座に通っていました。
通信制と迷っていたのですが、自主的に勉強ができないと確信していたので通学制の講座に決めました。

講座に申し込む前に体験会(説明会もあります)に参加していたので雰囲気は察していました。
まだ受講を迷っている場合は、だいたいどこの支部でも開催しているので参加することをお勧めします。

講座初日は午前オリエンテーション、午後実習となっていて、ものすごい疲れたことを思い出します。
私(30代前半)が振り分けられたグループの年齢層は20代から60歳の方までおり、男女比は3:7くらいでした。

驚いたのが、翌週の理論学習の時に懇親会を企画してくださった方がいて、その結果全員参加となったことです。
聞くところによると、他のグループでは講座の中盤までこういうことはあまりなく講師側からそろそろそういうのもやったら?と言われるらしいです(笑)。

初期の段階で、こんなに打ち解け合うことがあるのかというほどに優しいメンバーに恵まれたことが最後まで出席できたことに繋がったと思います。

(素敵な出会いがあったのですね…!!働きながらの受講はめげそうな瞬間があるので支え合える仲間がいると心強いですね。)

講座の内容はいかがでしたか?

【座学編】

理論学習についてはテキストをかみ砕いたレジュメを配布してくださったり、テキストに沿って学習していきます。
今思えば通って9時から16時まで拘束されるのでしんどいなと思います。
(実際、一番前の席に座っているのに爆睡されている方もいました。お疲れ様です。)
これに関しては2019年度以降eラーニングや通信制の場合はDVD学習になるので少し負担は減るのかなと思います。

(私が受講している時も座学で居眠りされている方はいましたね。笑 仕事の合間での受講ですから皆さんお疲れです。eラーニングや通信制のDVDならマイペースに受講できそうですね。)

【実技編】

実習にはグループ内でカウンセラー役・クライエント役・観察者役の3役があり、ローテーションしてそれぞれの役を経験していきます。

どの役もライブセッション(実習中に行うミニカウンセリングのこと)後にすぐさま振り返りがあるのですが、どの役においても発言が求められます。

私はこの振り返りに苦労しました。

カウンセラー役の場合、応答でうまくいかなかった点はあったか、それはどこのどういう応答だったか、
それはなぜかという内容を求められるのですが、自分がどう応答したか覚えてないこともよくありました。
講師からも「これってどういう意図で応答したの?」と聞かれます。

講座の後期に入ると、1回あたりのライブセッションが40分にも及ぶので頭がショートすること必至です。

皆さん苦労していたのが、「感情への応答」という傾聴の技法でした。傾聴の技法はいくつか学んでいきますが、
産業カウンセラーに求められるのはこの感情への応答がしっかりできるかどうかだと思います。

(私も振り返りに非常に苦労しました。耳の痛いフィードバックをいただく事もしばしば…この振り返りを通じてカウンセラーとしても人間としても向上していくような感じがしました!)

【宿題編】

自宅学習という名の宿題も苦労しました。
講座の節目でアクションペーパーという振り返りを記入していくものだったり、作文・小論文・対話分析などがあります。私は日曜日の講座でしたが、土曜日の夜に必死でこなしていました。
(コツコツやった方が良いのですが、当時は毎日疲れで週末にこなすのがいっぱいいっぱいでした。)

(実は講座には宿題があるんですよね。。ニーたまさんが仰る通り仕事終わりに取り組む事は至難の技でした。笑)

試験について

受験をする上での心構えなどはありますか?

試験は筆記試験と実技試験があります。
受講中に実技試験免除にならなかった場合、実技試験も受ける必要があります。

私は免除にならなかったので、実技も受験しました。
課題を遅れることなく提出し、ライブセッションがうまくいかなくても振り返りでできなかった点を伝えることができれば問題なく免除になると思います。

私のグループは12名いましたが、私以外実技は免除になっていました。
逐語記録さえ遅れず提出できていれば…。反省点です。

(実際のところ実技免除の基準は明確ではないのですが、課題提出なども審査に入る可能性が高そうですね…。)

実技テストはいかがでしたか?

実技免除にならず、ため息をつきながらツイッターにいろいろ書いたことを思い出しました。
受験料が高いですし試験日程も筆記試験の翌週末なので精神的にも大変でした。

今年度は筆記については諦めていましたが、実技は受かりたいと思っていたので、当日の流れを半泣きで調べました。
細かい内容よりも、主訴(来談の目的)やクライエントが言いたかったことを把握できているかなど、終わった後の振り返りが重要なように感じました。

1人あたり10分くらいなので、要約や質問がしづらいかと思います。あと、感情への応答ができているかで勝負は決まるような気がします。

試験官は2名いて、上記の実技以外では「産業カウンセラーを取得したらどう生かすか」、「今後どういう勉強をしていきたいか」、「養成講座中で印象に残っていること」などを聞かれた気がします。

(精神的な厳しさがあるという事ですね…セッションの内容もさることながら「振り返り」が大切なようです。客観的な視点を忘れず、セッションに臨みたいですね。)

筆記試験はいかがでしたか?

筆記試験は難しいというよりも確信をもって回答できたとは言えないモヤモヤ感を抱えたまま終わりました。
出やすい分野の傾向というのはあると思います。

筆記試験対策はほとんどできずといっても過言ではなく、
明けにテキストと公式問題集(逐語の箇所だけ)をこなすだけで終わったので、今年度は諦めていました。

筆記合格の要因は、グループ内で開催された勉強会と試験の解き方だと思います。
勉強会では出題されそうな分野についてテキストの行間を補足したり、予想したりしていました。

本番でも何問かは勉強会で触れたところが出題されたので、内心ガッツポーズしていました。

試験の解き方はテクニックが大切です。

逐語だったら先に設問を見て、問題になっている下線部の直前の発言だけを読むなどです。(時短になります)
解き方も勉強会で「どんな風に解いてる?」など情報共有があったので非常に助かりました。

出題の仕方は浅く広くといった感じですが、人名とその人の提唱した内容は覚えたほうがよさそうです。

 

(試験を終えた後のモヤモヤ感。私も昨日の事のように思い出します。笑  講座のグループ内で開催された勉強会が鍵を握っていたようです!情報を共有して効率よく学習を進めたいですね!)

まとめ

いかがでしたでしょうか?^^
産業カウンセラーの実技試験には「免除」というシステムがあり、免除されなくて落ち込んだという話をよく聞きます。
ですが、ニーたまさんのように抑えるべきポイントを抑えておけば合格する事ができます。ニーたまさん、お疲れ様でした。

3回に渡ってお届けした「聞いてみたシリーズ」ですが今回で最後になります。
ざっくりとした企画説明にも関わらずご協力いただいたtwitterのフォロワーの皆さんには感謝しかありません!
この記事が産業カウンセラー講座を受講される方やこれから受講を考えている方にお力添えできれば幸いです。

日本産業カウンセラー協会HP